第二章

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そんな風に街を見渡しながら歩いていると、私より少し前を歩いていたエリセンドが急に立ち止まった もちろん、街並みを眺めることに意識を集中させていた私は、そんなことに気がつく筈も無く、長身な彼の背中に鼻をぶつけてしまった… 「イテテ…」 そう言いながら鼻頭を撫でていると エリセンドが少し小馬鹿にしたような笑みを浮かべながら私の方へ振り返った 「ここが俺の家だ…」 そう言われて、私は彼の身体越しに家の方を見るとそこは、いかにも高貴な者が住むようなら立派な家だった そして、もう真夜中だというのにも関わらず、家の中から人々の声と光が漏れ出していた…
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