第一章

3/3

7人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
そう、そうして気づいてしまったのだ、 日鞠から逃げるのか必死で道を適当に進んで しまったことに… その結果として、当然のことながら道に迷ってしまったことに… 「ここは、確か…」 なんとか家に帰ろうとふらふら歩いてるうちに、日鞠が言っていたらしい洋館にたどりついてしまったらしい。 なぜか気になる… 珍しく自分の嫌いな物に、そんな好奇心を抱いてしまった私は、 洋館の中へ足を踏み入れた ギィィィッ、 そんな、音をさせる古びさ扉を開くとそこは、薄暗く不気味だった… そんな中で、これ以上足を踏み入れることにためらう私の気持ちとは関係無く、 私の足はある一室へと向かっていった 「書斎?」 恐る恐る中を覗くと、そこは書斎のようで、 私は導かれるようにして、机に置いてあった 本を手にした 洋書?めちゃくちゃ古いみたい… そう思いながらも私は本を開いた 「I am …a…savior to …save…your world . (我は汝らの世界を救う者なり。) Opn the door …to…another…world . (異世界への扉 を開きたまえ)」 何これ…物語? そう思いまたページを捲ろうとした瞬間… 本が突然光だし、雛乃を包んだ 「きゃぁっ!」 バサァッ 光が静まった部屋には、開いたままの本だけが床に残っていた…
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加