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そう、そうして気づいてしまったのだ、 日鞠から逃げるのか必死で道を適当に進んで しまったことに…
その結果として、当然のことながら道に迷ってしまったことに…
「ここは、確か…」
なんとか家に帰ろうとふらふら歩いてるうちに、日鞠が言っていたらしい洋館にたどりついてしまったらしい。
なぜか気になる… 珍しく自分の嫌いな物に、そんな好奇心を抱いてしまった私は、 洋館の中へ足を踏み入れた
ギィィィッ、
そんな、音をさせる古びさ扉を開くとそこは、薄暗く不気味だった…
そんな中で、これ以上足を踏み入れることにためらう私の気持ちとは関係無く、 私の足はある一室へと向かっていった
「書斎?」
恐る恐る中を覗くと、そこは書斎のようで、 私は導かれるようにして、机に置いてあった 本を手にした
洋書?めちゃくちゃ古いみたい… そう思いながらも私は本を開いた
「I am …a…savior to …save…your world . (我は汝らの世界を救う者なり。) Opn the door …to…another…world . (異世界への扉 を開きたまえ)」
何これ…物語? そう思いまたページを捲ろうとした瞬間…
本が突然光だし、雛乃を包んだ
「きゃぁっ!」
バサァッ
光が静まった部屋には、開いたままの本だけが床に残っていた…
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