第二章

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この女は、怪しい奴だ… とそう思ったが俺にはなぜかこの女をほおっておくことは出来なかった、だからとりあえず、あの騒がしい家に連れて帰ることにした 「ついて来い」 そう呟く声に私は顔を上げた 「どこに行くの?」 私はそう彼に尋ねた 「こんな夜中に女1人を森の中に置いてく訳にはいかねぇしな」 と、そう彼はぶっきらぼうに呟いた その言葉にあの女は顔を一瞬にしてパァッと明るくさせた しかし、その笑顔も俺が 「それに、俺1人じゃお前のその可笑しな頭についていけそうにねぇんでな…」 と、言うまでの間だけだった
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