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あなたは一生に一度の恋をしたことがありますか?
その日は突然やってきた。
いつもと変わりない日常だと思っていた。
まさかこんなにあなたを好きになるなんて・・・
私、小鳥遊 優奈は天野ヶ原高校の二年である。
とくにこれといった特徴のない生徒だ。
友達と遊び、恋バナもする。
友達とはカラオケや映画などに行ってとっても充実しているし、もちろん楽しい。
恋愛方面は悲しい事にお相手がいません。
私はいつも友達の恋を聞く側で、自分の恋の話なんてした事がなかった。
「優奈も恋しなよ!」なんて台詞は何回も聞いてる。
ただ恋ってするんじゃなくて落ちるものだと私は思っている。
だから、なかなか恋愛ができないわけで・・・
高校生にもなって恥ずかしいのだが、話を聞いてるほうがなかなか面白いと私は思う。
そして何より、そういう話をしている女子達がとっても可愛いのだ。
いや、私はレズではないぞ!決して!!
ただ単純に可愛いのだ。
一生懸命に恋をして、一生懸命に自分を少しでも可愛くする。
なんて一途なんだろうと私は思う。
私も恋に落ちてみたいものだ。
今日は夏休みも終わり二学期がはじまる。
太陽の光を反射するのが得意な校長の頭はいつもより輝いていた。
この校長の話は長いのであんまり好きじゃない。
むしろ嫌いだ。いや、今日は暑いのに校庭に一時間たたせられる。
拷問か・・・
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