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彼の夢枕に神様が立つ。「リリスとリリンを排除してもらいたい。そのためにまず任務として仲間を探すことが先決である。
そなたが仲間と認めたものなら誰でも良い。それとお主に贈り物を用意した。
かの有名な『封神演義』に登場する太公望の乗騎として乗っていた四不像を与える。
受け取ってくれ。」そう言って神様は消える。
「唐突に出てきて、任務を与えるとかはねぇだろ。それに、贈り物って……。」
そう思い、部屋の中を見回すがなにもない。
ただの夢かと思いまた寝に戻ろうとした時、外で蹄の音と翼をはためかせる音が聞こえた。
そんなはずはない空耳かと思ったが外に出てみることにした。
そこにいたのは、「麟(りん)の頭に豺(さい)の尾、体は龍みたいで足がすごく速い」まさしく四不像だった。
あぜんとしていると「あっしはルーンと申しやす。神様に遣わされてきやした。使命を果たしに参りやしょう。」とせかした。
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