ライバル出現

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シャワーだけ浴びて、リビングでビールを飲みながらパソコンを起動する。 仕事の続きをしながらも、美穂の帰りを待つ間、俺の不安はますます募って行くばかり。 午後11時を過ぎた頃、ようやく玄関のドアが開く音が聞こえて、俺は我慢出来ずに玄関まで美穂を迎えに行った。 「美穂!」 いきなり抱きしめた俺に、美穂はビックリしてる。 「ただいま、隼人さん。 遅くなってごめんね?晩御飯、きちんと食べた?」 「周防に何もされなかったか?」 「大丈夫よ? ちょっとあの人、有無を言わせない人で困ったけど…」 そう言って笑った美穂に、ようやくホッとして。 ホント俺…美穂いなかったらヤバイのかも…なんて心で思った。
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