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バスルームから出て来た美穂が俺のパソコンの画面を覗き込んで不思議そうに言う。
「家にまで持ち帰るなんて珍しいね?」
「いや、もう今日はこれくらいにするよ。
それより、A+LIVEの方はどうなった?」
俺の質問に美穂の瞳がかすかに揺れた気がした。
「何かあったのか?」
もう一度聞いた俺に美穂は、それを誤魔化すようにニコニコ笑う。
「ううん、何もないよ。
A+LIVEの社内を見学させてもらって…
勝手に食事に連れてかれて…
あとBARにも連れてかれて…
一応一通りの接待されたって感じ。
営業でもないのにお付き合いさせられて疲れちゃった。
でもコンセプトは少し見えて来たから…年内は厳しいけど…年明け前半にはオープン目標の予定だよ」
そう言いながらも、美穂が俺の目を見ないのが少し気になった。
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