ライバル出現

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「はー…何とか間に合った」 ホテルのロビーでハァハァ言ってる美穂を少し落ち着かせる。 「は…隼人さん、ここのホテルで何かあるの?」 「うん、美穂が幸せーって思えるコト」 「え?何??」 「まぁ黙ってついて来い」 美穂の手を引いてエレベータに乗り込んだ。 最上階のボタンを押した所で美穂もピンと来た様子。 「隼人さん、まさかっ?」 「そ、そのまさか。1ヶ月前から予約しといた」 感激してくれたのか、うるうると俺を見上げる美穂に微笑んでやる。
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