524人が本棚に入れています
本棚に追加
「はー…何とか間に合った」
ホテルのロビーでハァハァ言ってる美穂を少し落ち着かせる。
「は…隼人さん、ここのホテルで何かあるの?」
「うん、美穂が幸せーって思えるコト」
「え?何??」
「まぁ黙ってついて来い」
美穂の手を引いてエレベータに乗り込んだ。
最上階のボタンを押した所で美穂もピンと来た様子。
「隼人さん、まさかっ?」
「そ、そのまさか。1ヶ月前から予約しといた」
感激してくれたのか、うるうると俺を見上げる美穂に微笑んでやる。
最初のコメントを投稿しよう!