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「隼人さぁん…もー…大好き」
「はいはい、続きは家でね」
俺に抱きついて来た美穂をなだめてエレベーターを降りる。
「予約しておいた藤森です」
「お待ちしておりました」
ウェイターに案内された席は、クリスマスイルミネーションの街並みが一望出来る窓際。
「うわぁ…すごい綺麗…」
感動する美穂に俺も大満足。
この笑顔を見たくて残業を頑張った甲斐がある。
グラスにシャンパンが注がれたところで、俺はさっき買ったペアリングを取り出した。
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