ライバル出現

28/39
前へ
/39ページ
次へ
「隼人さぁん…もー…大好き」 「はいはい、続きは家でね」 俺に抱きついて来た美穂をなだめてエレベーターを降りる。 「予約しておいた藤森です」 「お待ちしておりました」 ウェイターに案内された席は、クリスマスイルミネーションの街並みが一望出来る窓際。 「うわぁ…すごい綺麗…」 感動する美穂に俺も大満足。 この笑顔を見たくて残業を頑張った甲斐がある。 グラスにシャンパンが注がれたところで、俺はさっき買ったペアリングを取り出した。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

524人が本棚に入れています
本棚に追加