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「なんかね…実は僕、ぽっちゃりフェチなんですって言ってた」
うん…
俺も美穂と出会ってすっかり、ぽっちゃりフェチ…
いやいや、そーじゃねーだろ俺!
…許さん!
俺の美穂にちょっかい出そうなんて…
怒りでふるふると拳を握る手に力が入って行く。
「だけどちゃんと断ったし…
それに隼人さんにこんな事話したら…もう取引辞めるって言いそうで…。
そしたら会社の利益もなくなっちゃうし…だから私が取引終わるまで我慢すればいいかなって…」
しどろもどろになりながら必死に俺に訴える美穂の姿で、俺は冷静になって行く。
…俺の性格を良く知ってる美穂だからこそ、一生懸命悩んでたんだなと思ったら逆に申し訳なく思った。
だけど周防のやってる事は許される事ではない。
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