ライバル出現

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デザイン部に戻って、倉田に声を掛ける。 「倉田、ちょっとミーティングルーム」 「はいっ?」 不思議そうに首を傾げる倉田と、ミーティングルームへと入った。 ミーティングルームで向い合せに座った倉田が、戸惑いながら俺を見つめてる。 「あの…部長…?」 「実はな…A+LIVEという新規のクライアントとの打ち合わせに行って来たんだけど…そのクライアントが倉田に作成を頼みたいって指名して来た」 「えっ?…でも…私は自社担当だし…」 「ああ、俺もそう言って断ったんだけどな…倉田が作成しないならこの話はなかった事にするって言われた」 俺の言葉に倉田も唖然としてる。
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