第七章

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…城ヶ崎瑠乃として、 瑠「近藤さん!」 近「瑠乃!」 新「やっぱり、こっちに来てくれるのか!」 ごめんね 近藤さん、新八 瑠「あったり前ー! あ、そーだ大変なの! そーじが上で倒れちゃって… さすがに運べないから…」 そう言うと慌てて近藤さんと新八は 上へ駆け上がって行った。 さて……外に出るか…… …さのはいない。残党狩りか へーすけは額にさらしが巻かれて寝かされてる。 はじめは怪我した人達の看病で こちらには意識が向いていない。 としぞーは…はじめと一緒か ……まー、あとは余裕だな 瑠「さようなら、新選組」 鉢金と隊服を放り投げて 闇へと走って行く。 志「またね、幕府の狗…」 これで完璧に、 城ヶ崎瑠乃は死んだ。 ………そして、 この乱闘は後に池田屋事件と呼ばれ、 新選組は一躍 名を売った。 ……長い、戦いだったな… こっちは沢山の人を失った。 …なのにあっちは、一人しか死んでないんだってさ。 ………いつか、 こんな争いがない時代にしたいな…
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