第八章

3/7
前へ
/194ページ
次へ
桂「あぁ、そういえば」 志「んー?」 こごろーは懐をごそごそと探り…… 桂「えーと」 ごそごそと探り…… 桂「んーと」 探り…… 桂「どこにやったっけ」 お手上げだと肩をすくめた。 志「…………」 自分でしまったところくらい 把握しときなよー… 桂「あ、そうそう」 思いついたように立ち上がると、 今度は箪笥をごそごそと探る。 桂「あれ?」   他の引き出しも探る。 桂「あっれー」 他の引き出しも探る。 桂「およー?」 他の引き出しも探る。 桂「あぁ、この引き出しだこの引き出し」 最後の引き出しを開け、ごそごそと探る。 桂「…あれー?ないな」 志「…………」 …これ凄い無駄な時間過ごしてるよね 早く見つけてくれないかな 桂「あ、九一に預けたんだった」 志「…………」 散々探しまくった挙句 九一に預けたのかよッ!! 桂「ということで九一のところに行ってきなさい 部屋で待たせているから」 志「ところでいつ頃から」 桂「ん?んー…一刻程前からかな」 志「こごろーの馬鹿ーーーーー!!」 一刻って、一刻って!! 待たせ過ぎでしょ!
/194ページ

最初のコメントを投稿しよう!

107人が本棚に入れています
本棚に追加