最終章

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いつかまた、会える、かなぁ? 土「…瑠乃……」 一「副長……」 新「瑠乃の遺体……どうすんだ?」 土方は志乃の遺体に近づき、 目を閉じさせる。 そんな背中にはじめや新八が声をかけた。 土「……長州の奴らに帰してこい」 左「いいのか……?」 土「死体に用はねぇ」 目ではじめと新八に合図すると、 二人は志乃の遺体を持って 御所の外に向かっていった。 暫く歩くと、仲間に無理矢理という風な形で 連れられている晋作の姿が目に入った。 一「おい高杉」 晋「…?…ッ!!志乃!!」 晋作は仲間の手を振り解き 志乃の遺体に駆け寄った。 新「……瑠乃は…最期まで笑ってた」 志乃の遺体を渡しながら新八はそう言った。 晋「志乃…… 志乃に関してはお前らに感謝してる お前らと居たこいつは…幸せそうだった 本当に、ありがとう」 遺体を受け取った晋作は 小さく頭を下げる。 晋「それと、最後までこいつの 仲間でいてくれてありがとう」 一「……瑠乃は… 最期まであんたの為に戦っていた」
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