第一章

2/20
前へ
/194ページ
次へ
文久3年9月12日 ある屋敷に血濡れの男と 女が一人ずつ。 何も持っていない男に対し、 血を纏っている刀を持つ女… 「貴様…っ! 壬生浪士組には 手出しはさせぬ!」 「煩いよぉ♪ 死にぞこないサン…!」 ザシュッ 「ぐぁっ…」 「さようなら 壬生浪士組筆頭局長…芹沢鴨」 女は芹沢鴨という男の 心臓に刀を突き刺した。 「おい瑠乃! さっさと行くぞ!!」 瑠「はぁい♪」 瑠乃と呼ばれた女は 刀についた血を払い 鞘に納めその場を去った。
/194ページ

最初のコメントを投稿しよう!

107人が本棚に入れています
本棚に追加