第13話

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室内はこの間と同じ――。 足元のスタンドがひとつだけ灯され 男を妖しく誘うように官能的なイランイランの香りに満ちていた。 ベッドの天幕の向こう 人の気配を感じる。 小さな黒い山。 マリアは眠っていた――。
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