第1話

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幼稚園の頃の初恋 園児の私は、体の大きなあの子が好きだった。今思えばおでぶちゃんだったんじゃ。 今でも、園児のあのこの顔は覚えているけど、道端で会っても気付かないだろうなぁ。 太陽が眩しいっていう表情だけが、残像として頭にあるね。 大人っぽくて、無口だったかなぁ。 話した記憶はないぞ。 足が速かたっか。私も速かったぞ。 走って転んだら、その子が絆創膏をくれたなんて甘い記憶があるが、それは自分で作り出した妄想が事実に化けて思い出になっちゃってる感、満載。
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