第3話

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その夜、速瀬とアニメ達は、お互いを分かち合う事もせず、眠ってしまった…。 「金銅さんっ……」 「オマエも来るか…?」 「行きます……っ」 キン肉マンと、金ちゃんは、まだ夜会で酒を呑み合っていた…。 「じゃあ、行きましょう…っ」 二人は、悪の会合へ向かうため、いきなり立ち上がった。 そして、……。 「ここが、あの人達も入ったというっ……!」 今は、人がいない、少々汚いステージと、たくさんある席……。 だしもの帳が飾られていて、決起集会と書かれているのも目に映った。 そして、金銅は、契約書。と言って、取って来さす間に、一言説明した。 「悪になると、1億円は保証されるからよ…………!」 「う~~んっ。最高だぁ…っ!」 人生勝ち組と言った感じのキン肉マンを尻目に、金銅は、一人ごちる。 「ま、…勝ったらだけどな……」 「えっ? なんですか…っ?」 「い、いや、何でもない……」 「そうすか……っ」 そして、ステージを見上げるキン肉マン……。 「………」 「どうした…?」 金銅が訊くと、キン肉マンは、言った。 「ありとあらゆるスターが、あそこで………っ」 「あそこに昇りてぇか……?」 そんな時、契約書を持って来る顔立ちが整った女が現れた。 そして、金銅に、その紙切れ渡して、金銅の横に立つ。 「じゃあこれっ…!」 そう言い、金銅は言い続ける。 「これにサインと印鑑っ………!」 「それでっ……?」 「それでもう1億円……っ」
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