0人が本棚に入れています
本棚に追加
その夜、速瀬とアニメ達は、お互いを分かち合う事もせず、眠ってしまった…。
「金銅さんっ……」
「オマエも来るか…?」
「行きます……っ」
キン肉マンと、金ちゃんは、まだ夜会で酒を呑み合っていた…。
「じゃあ、行きましょう…っ」
二人は、悪の会合へ向かうため、いきなり立ち上がった。
そして、……。
「ここが、あの人達も入ったというっ……!」
今は、人がいない、少々汚いステージと、たくさんある席……。
だしもの帳が飾られていて、決起集会と書かれているのも目に映った。
そして、金銅は、契約書。と言って、取って来さす間に、一言説明した。
「悪になると、1億円は保証されるからよ…………!」
「う~~んっ。最高だぁ…っ!」
人生勝ち組と言った感じのキン肉マンを尻目に、金銅は、一人ごちる。
「ま、…勝ったらだけどな……」
「えっ? なんですか…っ?」
「い、いや、何でもない……」
「そうすか……っ」
そして、ステージを見上げるキン肉マン……。
「………」
「どうした…?」
金銅が訊くと、キン肉マンは、言った。
「ありとあらゆるスターが、あそこで………っ」
「あそこに昇りてぇか……?」
そんな時、契約書を持って来る顔立ちが整った女が現れた。
そして、金銅に、その紙切れ渡して、金銅の横に立つ。
「じゃあこれっ…!」
そう言い、金銅は言い続ける。
「これにサインと印鑑っ………!」
「それでっ……?」
「それでもう1億円……っ」
最初のコメントを投稿しよう!