新たな道へ

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「だけど、良く実家に戻る決心ついたな」 俺と同じ、自由人の智也にしてみれば不思議でたまらないんだろう。 「まぁ…これも兄貴の策略のおかげだったからな…。 じゃなきゃあの会社を救う事は出来なかっただろうし、あんな鬼畜な兄貴でも、今回の対応の早さには感謝したよ」 俺の言った鬼畜の兄貴って言葉にピクリと反応した倉田。 「そう言えば…隼人さん…報告があるの」 そう言って俺をじっと見つめた。 「…何…?」 モジモジして戸惑ってる倉田の姿に俺の妄想が暴走する。 …もしかして? 子供が出来たとか…? いやいや…今のとこは避妊してる…。 それとも…やっぱり兄貴に何かされたのか?
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