491人が本棚に入れています
本棚に追加
「…私…FUJIホールディングスには行けない…」
「はっ？」
「それに…隼人さんと…結婚も出来ないかも知れない…」
「はぁっ？」
そう言いながらも美穂の瞳に涙が溢れ出して行く。
「何でいきなりそーなるワケ？
俺、美穂に嫌われるような事、何かした？」
美穂の言葉の意味が理解出来なかった俺は、少しイラっとしながら美穂に聞いた。
「違うの…私は隼人さんの事、大好きだしずっと一緒にいたいって思ってる」
「じゃ何で結婚出来ないとか言い出すんだよ。
意味解らねーし」
ポロポロと涙を溢れさせるだけの美穂に俺は大きくため息をついた。
最初のコメントを投稿しよう！