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新幹線の中、俺は美穂に語りかける。
「美穂…仕事の方はお前がいなきゃ先に進めないプロジェクトだから…辛いとは思うけど、今はとにかく結果を出そう。
それとお義父さんの事は、きちんと認めて貰えるまで俺は毎週会いに行く。
お前は何も心配しなくていいから、仕事に集中してくれる?」
俺の思いを理解してくれたのか、美穂は黙って頷いてくれた。
この先、もしFUJIホールディングスを離れる事になるとしても、
何も出来ないまま去る訳には行かない。
失敗は決して許されないプレッシャーと、乗り越えなきゃならない大きな壁に俺自身も追い詰められていた…。
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