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休み明けから美穂も一緒に出勤する。
美穂にしてみれば初めて訪れたFUJIホールディングスの本社ビルの大きさに、かなり戸惑っている様子。
「…さすが業界No.1だね…」
「すぐ慣れるよ」
微笑んでエレベーターに乗り込み、兄貴と鷹人に会わせるため専務室なんて一応用意されてる部屋へ連れて行く。
「美穂ちゃん、おはよう。
今日からよろしくお願いしますね。
今回のプロジェクトに隼人の今後の人生がかかってるからね、
美穂ちゃんの力添え、頼んだよ」
「はい…頑張ります」
会社だと紳士モードの兄貴の二重人格ぶりに、美穂も驚きながら頷いていた。
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