65人が本棚に入れています
本棚に追加
「問題、僕の初恋の娘の名前は「今井恵美ちゃんだろ?」すごーい! 魔王本当にいるんだぁ!」
わー、当たっちゃったよ!
誰にも話したこと無かったのに!
僕が驚いているとイロハさんはやれやれという仕草をして言った。
「なんだい信じてなかったのかい? 疑り深いねぇ。それじゃ、もう1つアタシが魔王だという証拠を見せてあげよう」
突如イロハさんの右手が淡い桃色に輝き始めた。
光は徐々に人差し指へ集まっていき……そしてコツンと。
僕の額を人差し指で突いた。
「……あっ!?」
予想外に痛かった。
しかも爪が少し刺さった。
「────つぅぅぅ!?」
余りの痛みに両手で額を押さえてもがいているとイロハさんが声をかけてきた。
最初のコメントを投稿しよう!