act3 破壊神現る

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そうすれば俺たちに対する教師陣の評価は飛躍的に上がり、『校内番数』と『学年番数』も安全圏まで引きあがる。 両者には倍どころか数十倍の体格差がある。 しかしカメレオトゥルスの牙と爪には猛毒があり、自在に体色を変化させ景色に溶け込むことから『密林の狩人』の二つ名を持つ。 自分たちが手を下すまでもないかもしれない。 そんな淡い期待を込めて2匹の戦いを見守っていたが現実はそう甘くなかった。 ヴァルゲールはまず周囲をブレスで焼き払い、カメレオトゥルスをあぶり出した。 そして出てきたカメレオトゥルスの首にワニにも似た強靭な顎で食らいつき、引き千切った! ちなみに横から食らいついたのではない。 縦に、尻尾から食らいついたのだ! そしてトドメと言わんばかりに尻尾で残った頭を遙か彼方へ弾き飛ばした! 口の中のカメレオトゥルスの胴体を食べ終わるとヴァルゲールはその大きな両翼を広げ、空へと羽ばたいていき、次は貴様等の番だと言わんばかりに俺たちを逃がさないよう空を旋回し始めた。
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