act1 ヤマイな僕と女魔王

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そして深夜2時といえば変質者や幽霊さんが元気に活動する時間帯だ。 即行でナースコールをしようとしたが続く彼女の言葉がスイッチへと手を伸ばす僕の動きを止めた。 「唐突だが君の願いを叶えてあげよう。まぁ代償もあるが」 「なっなんでも……!?」 その言葉はどんな言葉よりも魅力的だった。 僕の願い。 そんなもの決まってる。 『病気を治して学校に通いたい』 普通に勉強して普通に友達と遊んで普通に……普通の人生を送りたい。 だけどそれは叶わぬ願いだ。 僕の体はもうボロボロで、1人で起き上がることすらままならない。 けれど、けれどもしこの人が本当に僕の願いを叶えることが出来て、普通の生活を送れるようになれたなら……。
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