act1 ヤマイな僕と女魔王

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なんたって僕── ────ずっとボッチで思い出も糞も無いんだよね。 「あっひゃひゃひゃひゃひゃ!! べっ便所飯してたら────かっ顔に……!!」 あ、ついに笑った。 ─────回想終了 「あー笑った笑った。ボーヤは実に残念な学校生活を送っていたんだな」 目元の涙を拭いながらイロハさんは言った。 人の過去を見て大笑いって……。 人としてどうかと思う。 あ、この人自称魔王なんだっけ。   けどまだ納得いかない。 この人は本当に僕の記憶を見ることが出来たのか? 「あの、聞きたい事があるんですけどいいですか」 「ん? 別にいいよ」 よしっ。 ここは僕しか答えの知らない質問をしてみることにしよう。
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