5人が本棚に入れています
本棚に追加
このころMarkはWilliam、Johnと共に“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”の基盤を固めることに専念していた。
数ヶ月前から世界中で被害が拡大している“地球の悲鳴“は、“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”にも大きな影を落としているため、メンバーの急激な増加を手放しでは喜べない状況となりつつあり、堅牢なセキュリティの早急な構築が急がれたからだ。
そして
公式、非公式で“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”の構築に協力してくれたメンバー、団体などと共に、
数年前“MSSS(Medical Support Security System)”という体や心の管理をモバイルが行うアプリなどを開発し、
世界のトップ10企業に名を連ねる“ASG”というグローバルセキュリティ企業の関連企業のサポートなどもあって、Markが大学を卒業するころには
<AI Freyaフレイヤ>(民間コミュニティで初めて管理を任された人工知能)をコアに、頑丈なセキュリティを敷いた防壁を“仮想地球(Globe of Virtual Reality)” の周りに築くことができた。
■[ フレイヤ ]とは =======
北欧神話ではヴァン神族の女神。
美、愛、戦い、死をつかさどる
================
「結構大きくなっていたなぁ、防壁を作るのも一苦労だった」
「でももう少し礎を固めるのが遅かったら、この巨木の根までは守りきれなかった」
「潮は満ちていたわけか」
「とにかくこれで安心だ」
そんな一段落した6月の終わりに突然、“仮想地球(Globe of Virtual Reality)” の緊急最高理事会議をIndependence Day(独立記念日)に行うことが決定された
最初のコメントを投稿しよう!