Neo Border [Version3.0] ■003■

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このころMarkはWilliam、Johnと共に“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”の基盤を固めることに専念していた。 数ヶ月前から世界中で被害が拡大している“地球の悲鳴“は、“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”にも大きな影を落としているため、メンバーの急激な増加を手放しでは喜べない状況となりつつあり、堅牢なセキュリティの早急な構築が急がれたからだ。 そして 公式、非公式で“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”の構築に協力してくれたメンバー、団体などと共に、 数年前“MSSS(Medical Support Security System)”という体や心の管理をモバイルが行うアプリなどを開発し、 世界のトップ10企業に名を連ねる“ASG”というグローバルセキュリティ企業の関連企業のサポートなどもあって、Markが大学を卒業するころには <AI Freyaフレイヤ>(民間コミュニティで初めて管理を任された人工知能)をコアに、頑丈なセキュリティを敷いた防壁を“仮想地球(Globe of Virtual Reality)” の周りに築くことができた。 ■[ フレイヤ ]とは ======= 北欧神話ではヴァン神族の女神。 美、愛、戦い、死をつかさどる ================ 「結構大きくなっていたなぁ、防壁を作るのも一苦労だった」 「でももう少し礎を固めるのが遅かったら、この巨木の根までは守りきれなかった」 「潮は満ちていたわけか」 「とにかくこれで安心だ」 そんな一段落した6月の終わりに突然、“仮想地球(Globe of Virtual Reality)” の緊急最高理事会議をIndependence Day(独立記念日)に行うことが決定された
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