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Markは周りには珍しく、宗教や国籍、民族に固執しない、Capacity(キャパシティ)の大きな考え方をしている。
おおらか、適当ともいえる。
ただ、人々がこの地球で、他の生き物と共に幸せに生きていくにはどうすればいいのかいつも考えていた。
「どんな国に生まれていたら彼女の夢はかなったのだろう」
彼はいくつかのSNSやブログ、ツイッターにかかわっていて、サイトもある。そこで今回の件をきっかけに
“あなたが国を創るなら”という小さなコミュニティをつくってみた。
パソコンの傍らで女の子の写真が彼に微笑んでいる。
自分が今まで訪れた地域の人や、習慣、文化を紹介しつつ、多くの実体験から、
「こんな国だったらみんなが幸せに生活できる社会ができると思う」
そんな夢を語り始めた。
それは実際いろいろな国をめぐった彼だからこそ、多くの人々の気持ちをつかんでいくこととなる。
そして国内はもとより、いろいろな国から少しずつメンバーがふえていった。
やがて3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)などに秀でたJohn Reeves(ジョン)が、
「せっかく理想の国を考えるなら、この地球自体を仮想空間に作り、そこに具体的に国を創っていくと、もりあがるんじゃないか」
そんな提案をコミュニティで紹介するとたちまち話が弾み、意外に多いネット、コンピューター関係のメンバーたちが集まり、議論。
やがて簡易ではあるがベータ版として
“仮想地球(Globe of Virtual Reality)” [”キーワードの解説“参照してください] が構築された。
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