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「じゃあ、寄り道しないで帰るんだぞー」
担任の教師の一言で席を立つ。
この後、エロゲでどの子を攻略しようか。なんて考えていると…
「風上春秋」
「うげっ!?」
誰かに首根っこを引っ張られ、息が詰まった。
「ちょっと来なさい!」
引っ張ったのは北中歩だった。
そしてそのまま、半ば引きずられながら屋上に連れられる。
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「風上春秋!」
「んだよ」
放課後の屋上に男女が2人。
彼女が何を考えているのかは分からないが、イヤな予感がする。
今にも選択肢が出現しそうな程、イヤな予感がする。
そして北中歩は衝撃的な一言を放つ。
「風上春秋!あたしの彼氏になりなさい!」
「………はあ!?」
何言ってるんだこの幼女は……
『彼氏になりなさい』って事は、オレ達恋人同士になるって事なんだぞ!?
取りあえず聞き間違いじゃないか確認しよう。
「今なんて言った……?」
「あたしの彼氏になりなさいって言ったのよ!」
聞き間違いじゃなかった。
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