葛西夏美

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~~~~ 「なあ、北中…」 「歩って呼んで」 「じゃあ歩…」 「なあに?」 「何故そんなにくっ付いている」 今、オレと歩は登校中だ。 だが普通の登校じゃない。 歩がオレの左腕に抱き付いて歩いているのだ。 「頼むから離れてくれ」 じゃないと登校中の男子達がオレに向けている殺意だけで死にそうだ。 「やーだよーん♪」 「………はあ」 学校に着いて1人になったらオレ、男子達にぶっ殺されるだろうなあ… 「春秋、誰その子…?」 あっ、その前にコイツに殺されそう。 「おはよう、夏美」 黒髪のショートに濃い茶色の瞳。身長160cm程ある幼なじみの葛西夏美と遭遇した。
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