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ドンッ!
「あだっ!」
突き飛ばされて尻餅をつく。
「へ、変態!!」
胸を押さえて女性は立ち上がる。
女性を見ると耳まで真っ赤にしていた。
「はあ!?」
「どさくさに紛れてななな、何て事するのよ!」
ビシリとこちらを指差す。
「いや待て!今のはわざとじゃない!てか不可抗力だろ!」
「ウソよ!!」
「ウソじゃねえよ!」
このアマ、ぶん殴ってやろうか。
って、あれ?
「不可抗力で覆い被さるなんてあり得るわけないわ!」
この子結構可愛いかも。
赤くて背中までかかる髪の毛と赤い瞳。長い睫毛に透き通るような白い肌、愛でたくなるような145cm程の身長の同じ学校の女子の制服を着た幼女風女子。
ついなでなでしたくなる。
「いいこいいこ~」
てか撫でてる。
オレはちっちゃいものが好きだ。例えば子犬、子猫、赤ちゃん。そして…
幼女。
嬉しいのだろうか、幼女風の女の子が体を震わせ、顔を赤くしている。
直後、鳩尾あたりから全身に鈍痛が走る。
「うごほぁっ!」
どうやら幼女の右拳がオレの鳩尾に突き刺さったみたいだ。
「~~~~!」
身悶えて道路に寝転がる。
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