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「ーーな、なななななっ!」
耳まで真っ赤にして俯く幼女。
あれ?オレなんか悪い事言ったっけ?オレはただ幼女が好きだって言っただけで……
先ほど言った事を思い出す。
『好きだからに決まってるだろ!(幼女が!)』
「………!」
ヤバい!主語を抜いてしまった!これじゃあオレが幼女に告白したようになるじゃん!
早く誤解を解かねば……
「あ、あの、これは…その…」
「ご、ごめんなさい!」
誤解を解く前に、幼女は走り去って行った。
あーぁあ、勘違いされちゃったよ。しかもあの子、同じ学校の生徒みたいだし……
マズッたな……
学校で鉢合わせしたらどうしよう……
キーンコーン…
学校のチャイムが聞こえた。これはホームルームが始まる時のチャイムだ。
「やばっ!?遅刻じゃん!」
取りあえず幼女と鉢合わせしない事を切に願おう。
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