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昼休み。オレは唯一無二の親友『南条雪(なんじょうゆき)』と昼食を取っていた。
雪は身長155cmでスラリとした体型の、碧眼に背中までかかる長い金髪を持った『美少年』だ。
「ねえ、春秋…」
「何だ?」
「春秋、午前中ずっと北中さんに睨まれてなかった?」
北中さんとは、あの幼女の名前で、フルネームは『北中歩(きたなかあゆみ)』と言うらしい。
性格は短気で暴力的。
雪の話によると、このG高で毎年やっているミスコンで、前年度第三位になったお方らしい。
「あぁ、睨まれていた」
「何かあったの?」
「今朝、食パンくわえたアイツと道端でぶつかった」
「それ何てエロゲ?」
「エロゲであって欲しかったよ」
肩を落とすオレを見て、雪は微笑した。
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