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「しゅっういちぃぃぃぃい!
お前、茉子ちゃん好きになったってホントか!?事実ならその話kwsk」
全ての授業が終わり、寮に戻ると待ち構えていたように同室者の井出亮太(イデ リョウタ)が飛び出してきた。
「お前、誰に聞いたんだよ!?そして竹永を茉子ちゃんって言うな!」
「その言い方からして事実なんだな!?ていうか、茉子ちゃん呼び反対されたのに不覚にも萌えたww
ちょっと全力で土下座するからマジその話聞かせて!俺に萌えを!」
コイツが唯一の友達とか、残念すぎる。
普通にイケメンでノンケのはずなのに、コイツはわざわざ男子校であるこの学校に特待生として入学した。
なんでも、亮太はフダンシってやつらしくて、男同士がイチャイチャしてるのを見るのが好きらしい。
初めて聞いたときは、特に何も思わなかったが、亮太が鼻息を荒くしてこの学園のカップルを見ていた時に、初めて引いた。
普通に気持ち悪かったわ。
「ーーって、ホントに土下座すんな!?」
亮太を無視して部屋に入り、部屋着に着替えてリビングに出ようとしたら、部屋の前で亮太が土下座していた。
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