理不尽

2/4

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
こどもの日は、子供のようにはしゃぎ廻ってしまい、 柏餅を食べるのを、すっかり忘れていました。 そこで、 今日は三色団子を食べてます。 何しろ、 ここは吉備の国。 三色団子を食べていても、あたかも吉備団子を食べて いるような感懐を覚えます。 勿論、犬、猿、雉、の子分も従えております。 鬼ヶ島に鬼退治にゆくべきか、否か、ぐるぐると思案 中であります。 『石橋を叩いて渡る』 という言葉がありますが、わが身を鑑みてみまする に、 『石橋を叩いても渡らない』 というほどの、小心者のようであります。 あ、因みに、ここで言うところの『石橋』とは、 かの、とんねるずの 『石橋貴明』さんのことであります。 何が何やらサッパッリ解らない、輪廻転生摩訶不思議 怪文書的デッドゾーン的ミステリーな話になってしま いましたが、 件(くだん)の石橋貴明さんが、このミステリーを解く カギのような気がいたしております。 そこで、 ゆっくりと悩めるが如く、石橋貴明さんの身辺を、綿 密に内偵中といった体(てい)であります。 果たして、 この作品に、天使は降臨して下さるのでありましょう か。 降臨して下されば、和解できそうな気がするのです が。 そうそう都合よく、降臨して下さるとも思えません。 ゆっくりと悩めるが如く、三色団子を食べながら、待 ち人を待つのも、なかなかおつなものではないか、そ んな気がいたします。 以上、全くもって何が何やらサッパッリ解らない、 “怪”を求めてデッドゾーンに突入し“不怪”を訴えるかの ような、甚だナンセンスな作品でした。 ここ、吉備の国は今日も、 きらびやかな幸せに満ち溢れております。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加