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月曜日の朝、美穂と一緒の会社に出勤して行くと、あの最低男の藤森隼人がすでに出社してて、パソコン画面を真剣に見てる。
仕事する時は、少しはまともなのね…なんて思いながら社交辞令満載の笑顔で挨拶してやった。
「藤森部長、おはようございます。
本日からよろしくお願い致します」
その声にパソコン画面から視線を上げた藤森隼人が立ち上がって
「よろしく。
とりあえず朝一で顔合わせするから、ミーティングルームで二人とも待機しててくれ」
なんて部長らしく指示される。
美穂とミーティングルームで待機してたら、若くてふわふわと綿菓子みたいな女の子と
私よりちょっと年下かな?モロに体育会系って感じの男が入って来た。
と同時に、その男は私をじっと見つめて何故か落ち着きを失くして顔を赤くしてるし。
…なんだこの解りやすい男は…
席に座ってからも、やけに熱い視線で私をじっと見つめてる。
…うざっ!
そう思ってたら、藤森隼人が入って来て、その後ろからあのイカレた男、太田が不敵な笑みを浮かべながら入って来た。
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