Chapter.1 道中にて

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<ノイズ音> あ、あ、テステス、探険記録第102回、現在我々はとある洞窟…いや、遺跡に来ている。ここにはクロメリス戦争時代の遺物が沢山眠っているって話だ。それを回収し、保護するのが今回の我々の使命だ。 …ダメだドーリー、ここにあるものは全てクライアントに渡すことになっている。だいたいクロメリスん時の遺物は稀少過ぎて逆に売れねぇんだよ。こういうのは価値のわかってるヤツに引き取ってもらったほうがいい。<話し声>…まぁ、そのネックレスぐらいならいいだろう。…で、そんなもん誰に渡すんだ?<ノイズ音>ほら、言っちまえよ。<話し声>…成る程、宿屋のアニーか。あいつは美人だからなぁ<笑い声> …ほら、もうすぐ遺物の保管されている部屋だ。トラップがある可能性もある。慎重に行動し<何かが砕ける音>…何の音だ?ドーリー、シグ、<ノイズ音>武装を整えるんだ。 <僅かな静寂> …来たぞ!…っ!!?なんだこの数は!?いくらなんでも多過ぎる!<ノイズ音>、照明弾を撃て!このままでは歩が悪すぎ<何かが引き裂かれる音と誰かの断末魔>シグ!?くそっ…一体一体は大したことねぇのに<叫び声>…ドーリー!?やめろ!不用意に近づくんじゃ<金属音、切り裂かれる音>ドーリィィィィィ!!
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