第5話 ポルターガイスト

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だが、竹内は退かなかった。 目に涙を浮かべて、とにかくいるんだとますます意固地になる。 友人達は呆れ、適当な返事をしてその場から離れていった。 竹内が顔を真っ赤にしてあんまりにも悔しそうなので、僕は彼の話に 乗ってしまった。 僕が信じるよと言うと、彼はパッと嬉しそうな表情に変わり、じゃあ 今日見に来てくれよと誘ってきた。 そこまで言うのなら、本当にいるのかもしれない・・・・・・。 何となく僕も竹内の言うことを本当に信じ始めていた。
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