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だが、竹内は退かなかった。
目に涙を浮かべて、とにかくいるんだとますます意固地になる。
友人達は呆れ、適当な返事をしてその場から離れていった。
竹内が顔を真っ赤にしてあんまりにも悔しそうなので、僕は彼の話に
乗ってしまった。
僕が信じるよと言うと、彼はパッと嬉しそうな表情に変わり、じゃあ
今日見に来てくれよと誘ってきた。
そこまで言うのなら、本当にいるのかもしれない・・・・・・。
何となく僕も竹内の言うことを本当に信じ始めていた。
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