♯1 沙和子と那智

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   私が理想とするカップルが経営してる、軽トラを使って移動式の屋台。  昼間は、ランチ屋台の出店スペース。  そこで許可を取り、夜に営業してるんだけど、その数が段々と増えて辺りがボンヤリと微妙に明るい。  ボンヤリと、暗いって話しもあるけど…… 「まだかなぁ……」  やっぱり、待ち人は来ない。  それで、携帯小説を読んでたんだけどね。  彼氏の携帯電話を、彼女が見るか見ないかって小説。でも、最初の部分を読んで怖くなって止めた。  主人公の娘は、彼氏の携帯電話を見たのかな?
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