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話しを終えて、雅也は私の傍らで小さな寝息をたて始める。
その寝顔を見詰めた。
子供みたいに無邪気な顔を見てると、浮気なんて絶対にしないように思えてくる。
「信じてるからね、雅也」
そう、私は信じる事にした。
浮気を疑い悩むより、携帯電話を見て確かめようとするより、その方が私らしいと思う。
色々と言う人もいるだろう。
だけど、雅也が私をずっと好きでいてくれるよう、女としての魅力を磨きたい。
女の魅力……
雅也を信じるより、そっちの方が大変そう。
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