第1話 赤園虎次郎

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愛「あっ潮が満ちてきてる!!」 虎次郎「い!?やばい!!」 愛「えっどうしたの!?」 虎次郎「浮輪がない…」 愛「虎次君…」 虎次郎(だめだ!このままじゃ洞窟が水で埋まる!涙が押し寄せてるから愛ちゃんを連れては泳げない!!) 愛「1人で行って…」 虎次郎「え!?」 愛「私ここで待ってる!虎次君一人で泳いで行って助けを呼んできて! 私なら大丈夫だから!」 虎次郎「そんな…こと… できるか────っ!!」 愛「なっ…だめだよ!」 虎次郎「ほんのちょっとの間でも女の子1人で置いておくなんてできないよ!!」 虎次郎─ぶくぶくぶく─ 愛「きゃ──っ虎次君!!」 虎次郎(苦しい…!!くそ…っせっかくカッコつけたのに…)
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