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「で、でもどうして? ただぶつかっただけじゃん」
気を失う前、誰かにぶつかったのは覚えてる。 まさかぶつかった人物が晴輝だったとは思わなかったけど。
「ハァー・・ おまえこの学校の噂知らねぇの?
三階から四階に続く階段の噂。」
「・・あっ!」
晴輝に飽きれ気味に言われ、昼休みに日和と話していたことをようやく思い出した。
~三階から四階に続く階段の踊り場にある合わせ鏡の前で他人とぶつかると体が入れ換わってしまう~
そんな噂話をしてたけど・・
「けど、合わせ鏡は片方しかなかったはず!
もしぶつかっても体が入れ替わるようなことはなくない!?」
「俺もそう思ってた。
でも今日、その鏡の代わりとなるものが撤去された位置にあったんだよ!」
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