ヒミツの始まり

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晴輝の話によると、 晴輝は私に用があったらしく職員室にいると知り、行こうと階段を降りていたときに私にぶつかったらしい。 ちょうどあの三階と四階の間の踊り場で。 でも今までなら鏡は一つしかなかったから、ぶつかっても体が入れ替わるようなことはなかった。   けれど今日は二つあった。 鏡の代わりに・・・ガラスが。 3-2教室で割れたガラスを張り替えるための新しいガラスが階段の踊り場に立てかけてあったのだ。 そのガラスが鏡の役割を果たし、噂通りの状況のなか私たちはぶつかって体が入れ替わった。 ぶつかった後、晴輝はすぐに起き状況理解したが、私はなかなか起きずとりあえず近くの空き教室に運んだということらしい。 そういえば今いるところは使われていない空き教室だ。 自分の状況を理解するのに精一杯で周りが全く見えてなかった。
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