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一日の授業が終わり、放課後になった。
私と日和は吹奏楽部に所属していて、部活にいくため一緒に音楽室に向かった。
音楽室は四階あり、行くにはあの噂の階段を通らなければいけなかった。
「人にぶつからないようにしないと・・・
あぁ~・・ 足が震える・・」
階段を通る途中、日和がそう言いながら私にしがみついてきた。
「大丈夫だって。 ほら鏡なんて片方しかないじゃん。」
一応鏡が一つしかないことを確認する。
「そーだけどさぁ・・。」
「ほら、早く行かないとおくれるよ・・」
私は半ば呆れ気味で音楽室へ向かった。
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