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≪はい。竹村さんのご紹介で連絡させていただきました。村井です≫
とりあえず間違いではないと分かってもらうためにも敢えて竹林さんの名前を載せ間違いメールでないことをアピールしてみた。
おかげで向こうも俺が紹介相手だと確信し、安心したみたいですぐに返信が返ってきて、数回のやり取りをした。
そこで分かったこと。
俺は聞かされていなかったが、竹林さんと竹林さんの娘さんも同席するということ。
二人で会うものだと思っていただけに、その事実は予想外で正直困ってしまった。
これでは紹介というよりお見合いといった感じで、堅苦しさを覚え頭を抱えていると、また彼女からのショートメールが届いた
≪メールアドレス送りましょうか？≫
一瞬、その意味が分からなかったが今の彼女とのやり取りは、彼女の言うメールではないということに気づき<はい、お願いします。ちょっと頑張ってみます>と返した。
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