1人が本棚に入れています
本棚に追加
「そ、そうだね…私達で生きよう。生き続けよう…」
私も笑う。
ちゃんと笑えてるか分からないけど…
「なぁ…」
彼は私の手を取って
「遊びに行かないか?」
と、言ってきた。
「何で?というか、どこに?」
「いやさ…俺 暇なんだよ…。だからさちょっと付き合ってくれよ。あの山の頂上に神社があるんだけどよ、その神社に行きたいんだ」
彼は学校の裏にそびえ立つ山を指差した。
「分かった…」
私はうなずいた。
彼は嬉しそうに笑って私の手を引っ張った。
「行くぞ!」
「え?走らないでよっ!」
私は転ばないように耐える。頑張って彼に付いていく。
最初のコメントを投稿しよう!