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「痛っ!!…何々!」
鈍痛に青年は顔を歪めている
だが、原因を引き起こした張本人はクスクスと笑っていた。その声が聞こえた青年は今自分の上半身に乗っている足を辿りながら、その方向へと顔を向けた
そして何かを見つけたのか声を発した
「ピンクだ」
…突然… 青年は突拍子もない言葉を言った
「へっ?」
言葉の意味が理解できなかったらしく頭に疑問符を並べている
少女は今の自分の状況を確認した後、青年のとった行動と自分の状況を照らし合わせ不可解な言葉の意味を考え始めた…数秒間考えた少女は答えが分かったのか怒りを込めて靴底から、最大火力のブーストを青年に放った
「熱い熱い熱い…ごめんごめん。お願いだから許して」
不服そうな表情を浮かべながらも足を定位置へと戻した少女は元から高い声をいつもよりも声を張り上げ思いの丈をぶつけた
「嫌だ!! 本当に和真君なんて最低だよ。デリカシーがなさすぎ」
「本当にすまん!!」
悪い事をしたと思い反省し、青年は申し訳なさそうに謝罪をした
「もういいよ。終わった事なんだし…でも今度からは気をつけてね」
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