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「それで千晴何のようだ?今日イベント何てあったか?」
千晴と言われた少女は青年を軽く見た後一拍あけ
「和真ってバカなんだね」
純粋で無垢な笑顔を青年に向けた
呆れや愚かという感情は、この少女からは全く見受けられない
「そんな風に言われるとマジで俺がバカなんじゃないかって思うじゃねぇかよ」
青年は何ともやるせない気持ちになった
「そうですよ。どうせ俺はバカなんですよ」
自分の心境を声という風に載せながら目の前に立っている少女に青年は口を尖らせながらそう言った
「やっぱりね。前々から思ってたんだよね。そっかそっか」
さりげなく少女は、茨のある言葉を槍で四方八方から突き刺している
槍が現在進行形で刺さっているという事を見て欲しいのか胸を押さえて苦しそうにしている
「和真君!今日は自然エネルギー訓練校の入学式で、私達生徒会は入学式の裏方の仕事をやることになってるんだよ。思い出した?」
残念ながら和真の思いは届く事はなく。自然エネルギー訓練校の制服を着た少女が本日の予定を教えてくれた
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