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私は優美に対して心の中では嫉妬したり嫌悪感を持っていることは確かだったが、外面では仲が良いふりをしていた。
だから優美はいろいろ話してもくれていた。
「さっきの、あらた。
あいつ中高と別なんだけど何回か告られててさ。見たらわかるでしょ?私のタイプじゃないんだよね。
いいやつだけどね。
だからなんとなく今は友達」
「ふ~ん」
なんとなく友達に私が処女ってまで話すんだ。
その後もあらたくんについて話していたが何故か最後にこう言った。
「帰ったら付き合ってみようかな」
なんで?私が気になっていたのがわかったから?
きっとそう。
いつもそう。
最初は小学校5年の時。
初恋の相手を優美に話したらいつの間にかその子と仲良くなっていて。
「実は初めてチューしたの」
そう言われた事があった。
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