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Markが”Ragnarok Crisis・ラグナロククライシス(ネットパニック)”の発生を知ったのはバスの中で乗客たちが”Ragnarok Crisis・ラグナロククライシス(ネットパニック)”の話をしているのを聞いたからだ。
必要が無いときには出来るだけネットを遮断しているため、なかなか緊急対応ができない。
あわててモバイルから“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”にログインアクセスしたが拒否された。
サイトトップには女神が今起きている危険をささやき、あらゆる自己防衛策を即時行うよう促していた。
「Defcon 1 なんだ・・・」
■[ Defcon ]とは =======
デフコン
緊急防衛体制。5段階あり5は平常。
1は緊急非常体制
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すぐさま友人たちに連絡を取ったが、メールの送受信も携帯もアクセスしにくいため要領を得ない。
日が落ちるころやっと宿についた
回線を確保し特別なProxy経由でやっと、William、John、仮想国家群議長や主要幹部と連絡が取れ、事態の概要をつかんだときには、真夜中になっていた。
「明日の朝一番でそちらに向かう」と仮想国家群議長に伝えると、少し間をおいてから
暗号化されたファイルに
「今は動くな。状況が把握できるまで一切のコンタクトは控える。これはただのウイルスの域を超えている。君たちが最後の頼みの綱になるかもしれない」
この内容から事の重大さが見えた
彼の放浪はひとまず休止。
William、Johnと共に”Ragnarok Crisis・ラグナロククライシス(ネットパニック)”の状況の確認と情報収集をそれぞれのフィールドで行うことになった。
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